【FreeBSD】3分でできるお手軽無線LAN(Wi-Fi)接続設定

確認環境

PC Thinkpad X1 Carbon 2nd Gen
OS FreeBSD 12.0-RELEASE-p3

やること

パソコン起動時に自動で無線LAN(Wi-Fi)に接続する設定手順は下記となる。

  1. パソコンの無線LANバイス確認 ... sysctl net.wlan.devices
  2. システムのネットワーク設定 ... /etc/rc.conf
  3. アクセスポイント認証設定 ... wpa_passphrase SSID KEY >> /etc/wpa_supplicant.conf
  4. ネットワークサービス再起動 ... service netif restart

いずれもroot権限が必要。
以降の説明は、root権限で実行することを前提に説明している。

もし手動で無線LANに接続したい人は、こちらの記事も参照して下さいな。

よかったら3分で終わるかこちらの歌で計ってみてね。
(動画は3分よりちょっと長いけど)

1. パソコンの無線LANバイスを確認

まず、あなたのパソコンで使える無線LANバイスを確認しよう。
下記コマンドの結果では、iwm0という無線LANバイスが使えること分かる。

> sysctl net.wlan.devices  
net.wlan.devices: iwm0  

結果は環境によって異なる為、各自、自分の環境のデバイス名をメモしておこう。

2. システムのネットワーク設定

次に、システムのネットワーク設定に無線LAN用のI/Fを追加する。
/etc/rc.confに下記内容を追記しよう。
wlans_iwm0=iwm0の部分は、各自手順1で確認した無線LANバイス名に置き換えること。

wlans_iwm0="wlan0"  
ifconfig_wlan0="WPA DHCP"  
create_args_wlan0="country JP regdomain ETSI"  

3. アクセスポイント認証設定

次に、アクセスポイントへ認証するための設定ファイルを下記コマンドで作成する。
YourSSIDYourKeyは、各自、接続するアクセスポイントのSSIDと暗号キーに置き換えて実行すること。
このファイルにはアクセスポイントの暗号キーも載っているので、rootのみアクセス許可としておく。

> wpa_passphrase YourSSID YourKey >> /etc/wpa_supplicant.conf  
> chmod 600 /etc/wpa_supplicant.conf  

4. ネットワークサービス再起動

設定が終わったら、ネットワークに接続できるか確認しよう。
下記コマンドでネットワークサービスを再起動後、pingで接続確認だ。

> service netif restart  
> ping www.google.co.jp  
PING www.google.co.jp (xxx.xxx.xxx.xxx): 56 data bytes  
64 bytes from xxx.xxx.xxx.xxx: icmp_seq=0 ttl=56 time=21.146 ms  
64 bytes from xxx.xxx.xxx.xxx: icmp_seq=1 ttl=56 time=22.027 ms  
64 bytes from xxx.xxx.xxx.xxx: icmp_seq=2 ttl=56 time=21.726 ms  
^C   # Ctrl+Cを押す  

意味不明な用語があれば、こちらも覗いてみてねと。

以上。