幸せになるための理想のキーマッピングのすすめ

あなたはキーボードのキー配置について不満を持ったことがないだろうか?

なぜ、このキーがこんな打ちにくい場所に、、、

そんなことを考えながら、自分をキーボードに合わせていないだろうか?

どうせ合わせるなら、キーボードの方を自分に合わせよう。

いつまでキーボードが主力の入力インタフェースとして存在するか分からないけど、
残りのキーボード人生を幸せに送るため、理想のキーマッピングを探していこう。

この記事では、最近の僕のキーマッピング変更例を紹介する。

あなたの理想のキーマッピングを見つける手がかりになれば幸いだ。

これまでのキーマッピング

これまで僕は、下のようなマッピングで概ね満足していた。
(元の画像はこちらのサイトさんの画像を使わせて頂きました)

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物理キー 変更後 意図
CapsLock Esc Vimを使うのでEscはサクッと打ちたい
無変換 Ctrl 使用頻度高いのに左下隅って...PCによってはFnだし
変換 Enter Enterって、地味に遠いよね

CapsLockキーと無変換キーの割り当ては、かれこれ10年くらいになる。
この2つだけは絶対に変えないと操作ミスが頻発して効率激減待ったなし。
Ctrl+Shift+他キーなんて昔どうやって打ってたんだろ。。。
デメリットはAlt+Ctrlがちょっと打ちにくいくらい。

3つ目のEnterはここ数ヶ月試してみたけど、控えめに言って最高だった。

無変換変換という打ちやすい場所に2つも物理キーがあるのは、
日本語キーボードの明らかな利点だ。

これを利用しない手はない。

最近何だかタイピングが怠くなってきたので、このマッピングを見直すことにした。

デフォルトのキー配列の問題点

そもそもデフォルトのキー配列の大きな問題点は、他のキーと組み合わせるための修飾キーが、
ホームポジションを外させる位置にあることだと思う。

修飾キーとはAlt,Shift,Ctrlキーのこと。

じゃあどこに修飾キーがあったら嬉しいだろうか?

普通のタイピングフォームであれば、親指で通常の文字を入力することはない。
つまり、通常の文字入力している間は親指はフリーで同時押ししやすい。

多くの人にとって修飾キーは親指で押せる範囲にあると嬉しいのではないだろうか。

僕の場合、下のような感じ。

  • Altはデフォルト位置で親指で押せる
  • Ctrlは既に無変換キーに移動しているので親指で押せる
  • Shiftはデフォルト位置で小指でしか押せない
    • 左Shiftキーしか使わないので、!,",#,$,%の時に小指がツラい
    • みんなは幻の離島右Shiftキーとやらを活用しているのかしら

とにもかくにも、他のキーと組み合わせても無理な手の形にならない場所を探さねば。

Shiftの新しいポジションを探す

以上を踏まえると、やっぱりShiftも親指で押せる範囲が良いのではないだろうか?

そこで、あらためてキーボードを眺めてみよう。

すると、あなたにも見えるはずだ。 光り輝くあのキーが。

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他のキーより明らかに大きく、左右どちらの親指でも打てる不動のセンター。

欅坂でいうてっちゃんポジション。

キーボードでいうスペースポジション。

あのときカトルくんが云たかったことが、今わかりました。

宇宙(Space)の心は、彼(Shift)だったんですね。

今回のキー選抜発表

ということで、今回の新選抜のセンターはShift。 パチパチパチ...

その他にも不満が大きかった数字キーを変更してみた。

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物理キー 修飾なし Shift時 Ctrl時 Alt時 意図
1234566789 !"#$%&'() 123456789 - - 僕の場合、数字より記号のほうが使用頻度遥かに高い
CapsLock Esc - - - Escはココしかない
左Shift 無効 - - - 今回は体調不良でお休みします
無変換 Ctrl - - - Ctrlはココしかない
Space Shift - - - 宇宙の心は彼だったんですね
変換 Space - Enter CapsLock 押しやすいトコに機能を詰め込む
右Alt _(アンダースコア) |(パイプ) - - お試し採用

修飾キーあり時の動作はまだまだ夢が広がるブルーオーシャン。

左Shiftは親指Shiftに慣れるまで無効化。
慣れたら別の使用頻度がそこそこ高そうなキーを割り当てようかな。

実際に3日間使ってみて

!"#$%&'()の入力、特にVimの操作が快適になった反面、数字の入力をミスりまくる。 悩ましい。

変換キーでSpaceというのは心地よくなってきた。
IMEの日本語変換はSpaceトリガだが、特にこれが不思議とSpaceキーより打ちやすい。

無変換+変換キーでEnterにもだいぶ慣れた。
元々設定していた変換キー単体でのEnterには劣るけど、Ctrl+mよりは押しやすい。
ちなみに、カタカナひがらなキーをEnterにするのも試したけれども、しっくりこなかった。

肝心のSpaceキーでShiftにはまだ慣れない。
新しいセンターの子が育つのを温かく見守る所存です。

SandS(Space and Shift)

実はSpaceキーにShiftを割り当てるというのは昔からある。

SandS」と呼ばれていて、Spaceキー単体で押した時はSpace、他のキーと同時に押してるときはShiftになるというもの。

僕が以前試したときは、キーを放した時点でSpaceという挙動が嫌で採用しなかった。
それから5年以上経ってから、結局Shiftは親指という結論に至るとは。。。

考察が足りませんでしたな。 親指でShift自体は悪くない。

今回はSpaceキーはShift固定の割り当て、Space変換キーへ割り当てた。

SandSが気になる方は、下あたりを参照されてはいかがだろうか?

最後に

幸せは快適なキーマッピングからやってくる。

ちょっとした変更で操作効率が向上し、指の負担とストレスを軽減できる。
ただし、変更したらある程度慣れるまでに1〜2週間は練習期間が必要になると思う。
焦らず取り組んで頂ければと思う。

もしかすると、キーマッピングを変更できない職場もあるかもしれない。
その場合は、なぜ変更できないのか、または変更してはいけないか、理由は確認した方がいい。
何か抜け道があるかもしれない。

どうしても変更できない場合は、家と職場で異なるキーマッピングになるかもしれない。
これは他の人のPCを頻繁に使う場合も当てはまる。

そうなるときっと混乱してストレスがたまるので、やめた方がいいかもしれない。

キーマッピングを変更するのをやめるか、職場をやめるかはあなたの自由だ。

誰かが決めたことにただ従うも自由。
どうにか工夫して抗うも自由。
何事も、やるもやらぬも最後はあなた次第。

 

ただ、何の権限も責任もない僕が言えることはただ1つ。

 

You, ヤッチャイナヨ!

キーマップ変更方法参考サイト

理想のキーマッピングを考えてみたので試してみたい!
でもやり方が分からん!
という方は、下のサイトを参考にされてはいかが?

Windowsの場合

Windowsは変更するのにレジストリ弄らないといけないのでめんどい。
できればツールを使ってレジストリ設定した方がいいかと。

需要はあるはずなのに、なぜMicrosoftは提供しないのだろうか。

Xorgの場合

何かとお世話になるArchWikiから。

Macの場合

Macは使ったことなかとです。試してなかとです。

FreeBSDの仮想コンソールvt(4)の場合

自前の記事ですが。

BSDにも仮想コンソールとXorgで共用できる設定ファイルが欲しい。。。

以上。